大きな駆体ではないが、それでも杭を断ち横倒しにする水の力。その破壊力の凄まじさ。
重々承知理解っているつもりだが、自然のチカラを侮ってはならない。
そして、自然の生命力は強い。
ソコが建屋の中であろうが、芽吹き茂って行く。
横倒しになった駆体、ソレは旧女川交番だった。
円形に象られた遺構の施設の壁面には、復興に関する各種パネル展示がされていた。
60代は口は出さない。50代は口は出すが、手は出さない・・・
展示の中にそんな事が記されていた。若い世代から出た言葉ではなく、変わることに躊躇しがちな年配者からの言葉。
大きな災害の後は、変化を嫌い利権やしがらみにも阻まれ、復興の糸口が見つからないことが多い。女川は311の被害を受けた街の中で、復興の早さは群を抜いていたらしい。ソレは、今後ここで生きていく若い世代にその道筋を託したからに違いない。
潮の壁が、あの入江の口を超えてきたのかと思うと、さぞや恐ろしい光景だっただろう。
何事もなければ、こんなに穏やかなのに・・・
遺構見学中「コレの何が楽しいんですか?」と少女が父親に向かって声を上げていた。
確かに今のキミには興味のない場所かもしれないが、いずれココを訪ねた記憶が何かのカタチで役に立つことがあると思う。その時まで奥底にしまっておいてほしい。
復興には時間が掛かる。ましてや過疎地域では尚更。焦ってはいけない。粘り強さが必要。闇雲に自我を押し通しては駄目だ。気持ちを切り替えて次のフェーズに向かうことも必要。
女川の街。前に進むためのヒントが、ここにはあると思う。
15回目の311に、思ったこと・・・
HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited+K-1Mk2











