順路に従い進んでいくと、コレが出迎えて来れました。
国鉄ヨ6000形貨車。貨物列車の車列最後尾に連結されていた車掌車。
青函連絡船最大の特徴である鉄道車両甲板。ソコに実際の車両を配置しての展示。何度も青森に足を運んでいたのに、こんな貴重な空間に長らく気づいていませんでした。
ココからは言葉少なく、鐵分多めで・・・
スユニ50の背後には・・・
国鉄キハ82特急型気動車。
50年前の非電化区間の花形車両。やっと会えた・・・
順路に従い、船の最後尾へ到達。
船内の線路が集約され、奥の壁の向こうは外界です。
ソコから振り向けば、こんな光景。キハ82のお面がこちらを向いていたら、完璧だった。
この空間で、お酒が飲めたら最高。そう思うのは、僕だけかな・・・
キハ82 59-6 昭和40年富士重工製・・・
定員52名。
あらためて思うところ、特急車両というのは、贅沢な空間なんですね・・・
この先はもうワンフロア下に下がって、船の機関室へ・・・
V8ディーゼルエンジンが4基並ぶ姿は、中々壮観。もう一つ機関室があって、公開はされていませんが、合計で8基のエンジンを推力としていたそうです。
ヘッドカバーをクローズアップ。フェチの領域ですね・・・
順路の〆は、再びキハ82の正面に戻って来ました。
中折シャッター式のタイフォン。
北海道に配属されたこの車両は、雪の影響を考慮したこのカタチ・・・
1964年10月から1981年10月まで函館運転所在籍。その後札幌運転所に転籍して翌年の10月まで特急オホーツクとして運用されていましたが、キハ183系のその座を引き継ぎ定期運用を終了・・・
その183系もつい先日定期運行を終えて一線の座を退きました。
3年前北見行きの旅で、乗車していたことを思い出しました・・・
旅先でこの様な古い鉄道車両と向き合い、その歴史を紐解き感慨にふける。中々楽しいものです。
18-300 B061 + X-T30