リチウムイオン系のバッテリーは、今や生活には欠かせない小型でパワフルなエネルギー源。 いつの間にやら、バイクのバッテリーとしても着々と浸透しつつあります。
自己放電が少なく起電力も高いため、僕のように頻繁に乗らない人向けに最適なバッテリーかと・・ 更に小型軽量、ノーマル比20%程度なので、小排気量車にはそれだけでチューン効果が望めるかも。
Raidの場合、LFX09A2‑BS12が適合品。 標準のGT7B‑4の容量が6.5Ahに対し、コレは9.0Ahと、ここまではいい事ずくめですね。
ただli-poほどではないにしろ、充電管理が重要なバッテリーです。以下は僕が購入した12vタイプでの話ですが、 導入前に自分のバイクの最大チャージ電圧を確認(ピーク14.8v以上掛かる充電系はNG。標準ピークチャージ14.4v) 最低電圧(9v)があるので、時計やCPU搭載車など常時電源消費をするバイクはその監視が必要など・・
また一般的に、複数セルのリチウムイオン系のバッテリーは、メンテナンスとしてセルの電圧を揃えるバランス充電が 必要です。
shorai batteryはこの辺のマネジメントシステムを内蔵していないので、バイクのようなバッテリーマネジメント上で 使うのはやや不安があるのですが、前出のピークチャージと下限電圧を守れば、今時なバッテリーかな・・
と、書いておきながら、実は福島に出かける前にバッテリーを外すのを忘れてしまい、バッテリーを上げてしまいました。 自己放電は少ないですが、消費していれば後は容量の問題なんで保持は無理です。 Raidはメーター廻りの電装品(主に時計)の待機消費が激しいのですよ・・ 約1ヶ月放置後の電圧は8.2v。 コレはまずいですね・・・
下限電圧を超えていたので、破損が心配でしたが、ホビー用のマルチチャージャーで何とか復活しました。
コレ5年ほど前に購入したのですが、まさかこんな用途で約に立つとは・・
Li-feモードでは下限アラームが出て充電できませんでしたが、そこは下限のないNi-mhモードで初期充電をして 電圧を上げてからLi-feモードに入ることができました。
ここまでやったら、バランス充電もやりますかと、部材と工具もたまたまた手元にあったので、BMSケーブルを作製。 各セルの電圧も3.6vに揃ってベストな状態です。
こう書き綴ってみると、あまり万人には薦められない面倒なバッテリーですかね。
でも強力なエネルギーの保存性や、そのクランキングパワーは中々魅力的。 興味があって、ある程度の労力を惜しまない方は、足を踏み込んでもいいかもしれませんよ・・
OM-D E-M1+M.ZD ED 12-40mm F2.8 PRO