どうやら予感は当たってしまって、X-T二桁機はX-S10とT5に分散吸収されてしまった模様。
X-S10・・・
僕にしてみれば、仇のような存在のこいつを購入した訳は、ひとえにIBISの効果を試してみたかったら。コレに付きます。
リジットマウントのT30で事足りていた。でもB061を手持ちで使うなら、コレのほうが適材ではないか?そんな思惑でした。
IBISがあることでブレを抑制し、テレ端の画にキレが出る。そんな期待をしていたのですが、ソレは僕の勝手な思惑で、結果は微妙に感じています。
色々甘め・・・
B061はそんなレンズだと、納得しました。ソレがこのレンズの個性です。超便利ズーム。だから妥協が必要。
18-300 B061X + X-S10
そう言えば、「このレンズを使うと、もっと良いレンズが欲しくなる」ネット上でどなたかの、そんな意見を見たことを思い出しました。
閑話休題・・・
S10はFUJIFILM以外のカメラから来た人達からは、その操作性に違和感がないと支持を受けているようですが、T10から入った僕からすると、随分端折っているように感じてしまいます。
ただ、サードパーティ製の絞りリングのないレンズを使う上では、成程な感想。ソレとフィルムシミュレーションの更新が、しばらく行われるだろうという勝手な期待もしています。T30にクラシック・ネガとブリーチバイパスは入ってこないので、使うにはS10・・・
総じて語ると、センサーもエンジンも同じカメラなのに、出してくる描写はなぜか良いように感じています。ソレは僕自身の期待値がさせているプラシーボだと思いますが、FUJIFILMのチューニングの妙・・・
かもしれないです。
ところで、各カメラメーカー、生き残りを掛けて高単価・高収益化に舵を切っています。FUJIFILMも同じ様相。
間もなくS20が発表される模様ですが、もうT二桁機のような下剋上カメラではなくなるのかな。エンジンが第5世代でセンサーは据え置きと噂されていますが、その内容で10万円台をキープしてくるのか?
発表を待ちたいところですが、いずれにしてもXを気楽に楽しめる、貴重な存在になりそう。
さて、そんな仇のようなS10ですが、憎んではいないです。
バッテリーはT30と共用。データハンドリングも楽で良い。T30より少し大きいけどまだまだ小型軽量。カメラの所作を楽しむならT30。IBISの恩恵がほしい時はS10と、僕の中では徐々に棲み分けをしつつ、楽しんでいます。
でもS20が予想に反して5世代センサーを積んできたら、かなり揺らいでしまうなぁ・・・
何よりも、僕はまだX-T40の出現を期待しています。