忘れた頃にぶり返す、僕のシンセ熱。
今回9年ぶりの発熱・・・
前回同様、また鍵盤モノを入手してしまった。ソレも二点。
ひとつはコレ、「Arturia MiniLab 3」
前に手に入れて手に負えなかったのに、また買っているって病気ですね。確かに優秀なソフトシンセがバンドルされているのは魅力的だし、おフランスプロダクトというシャレオツな雰囲気に惑わされてしまうんでしょうね。と他人目線・・・
コレはPCにつないで威力を発揮するMIDIコントローラー。使うにはPCにアプリをインストしてUSBで繋がないと発音しない。ちょっと面倒。
ソコで目に止まってしまい手に入れたのが、コレ・・・
「AKAI MPK mini Play MK3」
AKAIといえば、日本のテープデッキを得意とした音響・映像機器メーカーでしたが、今はアメリカのプロユース音響機器メーカーinMusic Brandsが商標を保有し使用している模様。
MPK mini Play MK3はMIDIコントローラーなのですが、コレ自体に128の音源を内蔵してスピーカーも付いているので、単独で発音とモニターが出来るところが中々秀逸。
A4サイズに収まる世界観が、なんか愛おしい。引けなくても音を出すだけで楽しい。
でもね、コレを手にしてからやっと気が付きました。
「おまいさんは鍵盤下手なんだから、音をいじれれば良いんじゃないの?」
そんな感じでたどり着いたのがモジュラーシンセの世界。マニアックな世界が広がっていました。
ただ、ソコに全力で飛び込む前に音で遊ぶ、ソレを実践したくてコレを購入しました。
「KORG NTS-1」
4年前にKORGがリリースしたキット。PCBを筐体として利用する斬新なデザインで、世界的に支持を得ている小さな巨人です。
パッケージを開けると、切り離しされていない基盤に部品が実装された状態で入っています。
本来ならコレに体裁パネルを付けて完成となりますが、加飾しておしまいという潔さがいいですね。
PCBを切り離して、型押しアルミ材のフレームを介して立体化していくのが楽しいです。
コレ、iPhoneSE2と同サイズくらい。ソコから繰り出す世界観はサイズ以上です。
ところで僕のNTS-1の完成形、少し寂しい様相なのは鍵盤が無いため・・・
制作時に横着をして、メインボードの四隅をニッパーで切り落とした時に、リボンセンサーである鍵盤のフィルム配線を一緒にカットしてしまいました。
カーブした膨らみの部分が、メインボードに接していたんですね・・・
KORGに相談したところ、楽器店にて取り寄せてくれとのことで、品番品名を教えてもらいました。
品番:510374529002
品名:RIBBON SENSOR-90MM(WHITE)
僕はサウンドハウスにお願いしました。もしお困りの方がいましたら、相談してみてはいかがでしょう・・・
NTS-1は単音のデジタルシンセですが、フィルターやリバーブとの組み合わせで出てくる音は想像以上に楽しいです。アルペジエーターも内包しているので、音を変化させながら音階を奏でていく感じで、かなり高揚感を得られます。
僕はSQ-1も持っているので、ステップシーケンスをすれば、僕にもこんな表現が出来るかもしれない・・・
実は、2月に後継機である NTS-1 mk2 も登場しております。
サウンドのブラッシュアップは固より、シーケンサーも内包してさらにパワフルになった感じです。
MIDI OUTも装備されたので、NTS-1とのシンクロなんかも楽しそう。ただコレもご多分に漏れず、ファーストロット完売。入荷時期は未定と最近のトレンドに乗っています。
僕はしばらくNTS-1で遊ぶことにします・・・
GR IIIx