FUJIFILMからX-T5が発表になりました。
最近 X-T30IIがディスコンになっていたのが気になっていましたが、この原点回帰的なサイズ感を見て、なるほどと思いました。
X-T30II比、縦8.2mm横11.1mmとひと回り大きいですが、IBIS(ボディ内手ブレ補正)を内包しつつ、10年前のモデル、IBIS非搭載のT-1とほぼ同等というパッケージは非の打ち所がないです。
重さはX-T30II比 +179gですが、コレはIBISの機構分を鑑みても仕方ない差分かと・・・
ちなみに、IBIS内臓のX-S10は465gです。
そして、第5世代のセンサーとプロセッサの性能差。
APS-Cで40MPの解像度、そこからもたらされる豊かな階調表現。ソレにフィルムシミュレーションが加わる。想像しただけでちょっとゾクッとします・・・
今後はFUJIFILMの中でのミドルレンジはコレが担い、エントリー系はX-S系になるのかと思われます。
リトルジャイアントとして、その時々のハイエンドモデルのパワーを内包し系譜を重ねてきたX-T二桁機。コレを味わってしまった僕みたいな人達にはたまらないモデルですが、ビジネスとしては昨今のマーケット動向を見ると、継続が難しい立ち位置ですね。
残念ですが、愛して止まないX-T二桁機は終了。そんな感じがします。
まぁ、Xの象徴でもあるダイヤル操作式カメラが、存続してくれたことは有り難い。
コマンドダイヤルに必要なオペを割り付けて操作する。理にかなった方法ですが、カメラとしてはちょっと物足りない感じが、僕はします・・・
各操作ダイヤルを目視して操作設定をする。そしてファインダーを覗き、レンズの絞りリングを回しながら被写界深度を決めていく。
その一連の操作が、写真を撮る所作として実に楽しい・・・
先の二桁機の件、僕の感じがそのまま事実になったしまった時は、このX-T5への移行を考えたいと思います。
久しぶりにカメラについて思いを巡らせてみた、そんな22年の文化の日・・・