鰻は秋のほうが旨いらしい・・・
土用の丑時にこぞって食される鰻ですが、冬越しをする前の鰻の方が太って美味しいと、何かで読んだことがあります。まぁ、ソレは天然に限る。養殖物はその時期に合わせて仕上げてくるので、夏でも旨いそうです・・・
とは言いつつ、何か口実がないと出かけられない我が夫婦。以前成田山で鰻を食した時に「次回は秋に食べよう」と約束していました。早いですね、もう2年前のこと・・・
さて、前置きが長くなりましたが、「秋鰻を食す」10月某日に出かけてきました。
今回は三島の銘店「桜家」へ・・・
ここも気がつけば10年以上、間を空けての再訪。
11時の開店めがけて出かけ、10分ほど過ぎて到着。平日にも関わらず、開店前から列をなしていた模様。僕らはしばし待ちになりました。
ソレでもさほど待たずに入店することができました。一階席は先客でまずまずの入り。
二階の座敷は埋まったようで、今回は一番奥手の三階の座敷に通されました。
遠路はるばる来たので、まずはコレで喉を潤します。と言ってもクルマで来たので酔えない奴ですけどね・・
そしてまずは、うまき・・・
鰻をだし巻きたまごで包む、こんないけない食べ方、誰が考えたんでしょうね。
おろしを添えて、もうたまらん・・・
やがて、うな重の登場。
カミさんはうなぎ一匹を頼んで、僕は一匹半を頼みました。お値段中々張りますが、ソコはたまに食べる鰻、糸目は付けませんが見ないことにします。
供される際に「一匹半お待たせしました」と仲居さんに言われた途端、周囲のお客人が一斉にこちらに注目。僕らが一番の若造な客層でしたが、ちょっとの贅沢、皆さんそんなに凝視するのやめてください・・・
さて、お重御開帳。この焼き上がり照りが美しい。表面の玉ボケまでが旨味に感じる・・・
さて、お重は一見小ぶりに見えますが、食べ進めると中々ボリュームを感じます。半匹多いと鰻だけを食して、ソノ味をしっかり堪能できるので良いですね。
三島の鰻は清冽潤沢な富士の伏流水で泳がせた後に供されるので、臭みが抜け身がしまって美味しいと言われています。今回もそんな旨い鰻を美味しく頂くことができました。
ところで、秋がどうだったかは、どうだったんだろう・・・
GR IIIx
