フルサイズレンズをAPS-Cで使う。100-400で好感触だったので、ソレの第二弾。3514でも1018でもない、コチラに寄り道・・・
以前7M3と合わせたEF50mm F/1.8 STM を手放さずに持っていたので、Xマウントしてみました。マウントアダプターはK&F CONCEPT EF-FX AFを選択。
Xマウント系ではFringer が先行しているようですが、今回は寄り道なのでコスト優先。
Xマウントもサードパーティ製レンズが充実してきた今。EFマウントを選択するのも周回遅れ感いっぱいですが、ソコは前出の欲求を満たす選択肢が少ないので、あくまで探究心の充足が目的です。
さて、コレはその探究心を満たしてくれたのかどうか・・・
T30とのセットで探ってみました。
f/4.0
f3.2
f/1.8
f/1.8
f/2.8
EF-FX AFは問題なくEF50mm F/1.8 STMをマウントしてくれています。Commliteで7M3にマウントしていた時は、色々と儀式が必要でしたが、T30では何も意識することはないです。ネイティブマウントな使い心地・・・
終了時にフォーカスレンズ群は収納してくれますし、撮影時にフリーズすることもないです。フォーカスエリアの制限もなく全エリアで合焦してくれます。
AF速度と動作感は3514とよく似ていると思います。ジコジコ・ガッガッみたいな。コレは構造上の個性みたいなもので、僕は不満に感じていないです。
AFの精度は、十分良いと思います。上記の写真はフォーカス点425の6x6で撮影。
フォーカシングは、時折ウォブリングから始まることもありますが、迷走することはないです。7M3と比べると、T30・Xマウントとの親和性は高く感じます。
コンティニュアスで使いたいかというと、街中スナップで歩く人を追うぐらいなら及第点かと。3514で追える人は満足出来ると思います。
AFとMFはきっちりと境目があります。AF+MFで微調整は不可ですし、MFもレンズ側のモード切り替えが必要。ピーキングは表示してくれます。
さて、いつもは上がりの写真だけをお見せするのですが、今回はRAW現像出しの写真と、仕上げの写真の両方を何点か御覧ください。
Case1
Before
f/2.0
After
Case2
Before
f/2.0
After
Case3
Before
f/1.8
After
Case4
Before
f/2.0
After
Case1/2の写真は解像処理をしているので、オリジナルよりピント面の細部が誇張表現されています。
Case3/4の写真は、若干の露出と色味の補正を掛けて、ノイズリダクションしただけです。素材の時点で僕的満足度高し・・・
フルサイズレンズの中央部分は、やはり美味。前後のとろけ具合も半端ない。Case4の写真は一段絞りましたが、限界まで寄ったので被写界深度超薄です。
コレが実売1.6万程の撒き餌レンズの画ですからね。ちょっと・考えちゃうな・・・
レンズの余力で遊ぶ。そんな感じの探究心でしたが、コレ思った以上に楽しいです。チープなレンズで遊んだほうが、より充実感高し。
もちろん他所に散財せず、純正orサードパーティの最適化された最新レンズで今を切り撮る。ソレが今時デジタル写真の最適解なんでしょうけど、最先端でモヤモヤするより、この辺ででニヤニヤするのも良いかもしれない。
GR3x
結論を急がず、引き続き自己問答を続けて見ようと思います・・・
EF50mm F/1.8 STM + K&F CONCEPT EF-FX AF + X-T30