以前からフォローしているブロガーさんが久しぶりの更新。EF50 F/1.8 STM を GFXで使うという内容でした。
EF50 F/1.8 STM といえば、キヤノンの撒き餌レンズの筆頭株。ソニーでは真似できない絶妙すぎるコスパですよね。ブログを読んでいるうちに僕もすっかり感化されてしまい、Amazonでポチポチしてしまいました。
今回も当然深酒をした後の行動です。僕がレンズを買う時は、大体呑んでいます・・・
当然AFや絞り制御をしたいので、電子接点付きのアダプターを購入したわけですが、以前なら僕的にはMC11一択のところ、今回はコレにしました。
Commlite CM-EF-E HS
動作レビューを探していたら、この方の動画が参考になり決めてとなりました。MC11より安定しているようで、さらにカカクヤスク・・・
キヤノンのレンズは初めて購入しましたが、エントリークラスでプラボディなのにマッドで少しザラリとした触感が良いですね。Commlite のコレも金属素材にローレット加工で質感は良いです。
カメラ起動時にC/Pボタンの長押しが必要とあるのですが、7M3はソレ不要。ポン付け電源オンで動作します。
前出の動画でもその操作が必要とありますが、コレは像面位相差AFセンサー非搭載機種でも高速AFを可能にする機能なので、ファストハイブリッドAF搭載の7M3ではその恩恵はないと考えられます。実際僕は差異を感じられなかった・・・
※追記
EF50 F/1.8 STMのAF動作は、その挙動から推察するに像面位相差でのフォーカシングと思われます。
使うにあたって注意する点は、レンズとCommlite のコレをセットしてから、ボディにセットして電源オン。この手順を守らないと動作が不安定になる傾向あり。
コレを注意すれば、あとは電源オンで意識せず使用可能。
ソレと、電源オフ時にレンズのフォーカスレンズ群が収納されずに取り残されます。コレは7M3にそんなコマンドが用意されていないからではと考えられます。電源オフ前にフォーカスリングを廻して収納しましょう。
さて、気になるAFの使い心地ですが、意外と早いです。そして開放からちゃんとピンが来ます。レンズの素質も良いと思うのですが、Commlite のコレのレンズ制御も精度が高い模様。フルタイムフォーカスにも対応しているので、AF してフォーカスリング廻して微調整もシームレスに行えます。
EF50 F/1.8 STM + Commlite CM-EF-E HS + 7M3 F1.8
AFモードはAF-S とAF-C に限定されます。AFエリアはロックオンAF以外は全て使えます。AFエリアのサイズは、SよりLの方が捕捉が早くストレスが少ないです。
EF50 F/1.8 STM + Commlite CM-EF-E HS + 7M3 F1.8
AFで気になることは、撮影エリア縦中央のAF捕捉性能は高いのですが、両サイドになると極端に悪くなること。
コレはコチラの動画を見て、知りました。
レンズとボディが同じで、アダプターが違うという動画でしたが、同様の動きをするということは、レンズとボディの相性かもしれません。
また、絞り制御ですが、コレもボディから設定は出来るのですが、ライブビューでの反映がされません。シャッターを切った時にレンズの絞りが動作します。指定値で撮影が出来て結果も出るのですが、絞りをいじりながら、被写界深度の変化を目視設定したいと考えていたので、やや残念な仕様。
前出のAFエリアとこの絞り制御の件で、のんびり構図と被写界深度の妙を楽しむという目論見に対し、ひと手間必要となりそうです。
フードも揃えて、その気満々なんですが・・・
ネイティブなEマウントも出揃った今、EFレンズ資産を持っていない僕が何に価値を見出したか問われるところですが、いちばんは明るい標準単焦点が新品で安く揃えることができたこと。ソレで十分のはずでしたが、AFが思ったより早くて正確なので、ついつい更なる要求をしてしまうところでした。
しかしEF50 F/1.8 STMがのんびりなレンズなので、スローな写真を一呼吸置きながら撮ると思えば、良いコンビと感じています。
Commlite のコレが安定稼働してくれるなら、今後EFの中古で遊んでみるというのも面白そう。相当量のレンズが流通していますから、思わぬ出会いがあるかも。
寄り道のつもりが脇道にソレてしまわないように、気をつけなくてはいけませんが・・・
最後に最短焦点距離ですが、このレンズの公称値は350mmですが、このセットだとAFではその倍はありそうです。寄りたい時はレンズのAF/MFのセレクターをMFにすれば、大体350mmまで寄れて、さらにピーキングも使えます。
EF50 F/1.8 STM + Commlite CM-EF-E HS + 7M3 F1.8
ほこりを被っていたオート三輪のチョロQ・・・
最短焦点距離まで寄って、ライトのエッジにピーキングが出たところで撮りました。
少し面倒なところが、なかなか楽しいです。