7月のエントリーで、「ROOMYを重整備に出してきた」と記していました。
何をしたかというと、前後足廻りの刷新と、エンジンマウントの交換です。
我が家のROOMY、現在の走行距離は7万2千キロ少々・・・
実は6万キロを超えた辺りから、路面の段差でコトコトと異音を感じるようになっていました。音はフロントの足元左側から聞こえる。しかし最近は右からも聞こえることがある。足廻りの突き上げというより、間接的な打刻音が出ているような感じ。
フロントからのコトコト音で調べると、良くヒットするのがスタビリンクですが、コレは既に交換をして、原因ではありませんでした。
では、原因はなにか?
立てた仮説は、
■サスのマウント、ブッシュ関係のへたり。ゴムの硬化により衝撃を感じるようになった。
■エンジンマウントのへたりにより、段差のショックでエンジンが揺すられ打刻音が出るのではないか?
ちょっと決定打に欠ける仮説なのですが、バラすついでに前後のショックもリプレイスすれば、足廻りは新車同様になるということで、まとめて交換作業を行いました。
交換したパーツは以下の内容。
1)前後ショックアブソーバー
2)フロントロアアームアッシー
3)エンジンマウントアッシー
4)必要なショートパーツ1式
図で見ると判りやすい。コレはフロントストラット廻り。
こちらが、ロアアーム廻り。
ショックは純正から、KYB SRスペシャルにカスタマイズしました。スプリングは早々へたるものでもないので、継続使用。
チラリ、フロントストラット。スカイブルーの筒体が控えめにスタイリッシュ。斜め下方に伸びたロットが、スタビリンク・・・
そして、役目を終えた部品たち。お疲れさま・・・
さて結果はどうかというと、新車の乗り心地復活。そんな感じで実に快適です。
マウントやブッシュ類の交換は、効果覿面。そしてKYBがいい仕事しています。純正スプリングとの相性も良く、姿勢安定。フラツキ低減。ブレーキ時のノーズダイブも抑制されて、ブレーキタッチがダイレクトな感じになりました。
エンジンマウントの交換も、エンジンの振動低減の他に、加減速時を繰り返すシーンで走りの質感が向上しました。
いずれの作業も、本来は10万キロ超えで検討する内容ですが、早めのリフレッシュは、クルマと長く付き合うなら満足度高いです。
しかし、肝心のコトコト音は解消されなかった。見立が外れてしまい、コレはちょっとショック・・・
原因となりそうな箇所は概ね手を入れた。
となると、あとはステアリングラックしかないなという見立になり、Google先生のお世話になると、成る程コレで決まりかもという事例にヒット。
この内容を踏まえ、ディーラーのメカニックと同乗ドライブをして音の確認。リフトアップをして左側のタイロッドを揺すってみると、コトコトと音が出ていました。
タイロッドエンド側ではなく、ラック側のボールリンクの方に、軽妙なガタがある。やっと原因を特定出来た模様です。
この日から既に2週間が経過。部品も入荷済み。しかし、担当メカニックが予定一杯で、作業着手は9月第三週の予定。
最近何かと待ちが多い。品も人手も不足中。あらゆる分野でそんな感じ・・・
コトコト音解消には、まだしばらく時間が掛かりそうです。