vignetting=口径食・・・
空を写して、Lightroom Classic の「かすみの除去」を効かして深青を誇張する。
僕の大好物の表現方法ですが、18−50とX-T30で撮ったRAWデータをソレで処理をしたところ、盛大にリング状の口径食が出現しました。
絞り開放で撮影。更に判りやすくパラメータ100という、やり過ぎモードでの仕上げ。
コレはこれで面白いと言えばそうですが、フラットな青空にポツンと雲片の画が欲しかった僕としては、ちょっと残念な結果・・・
コレで、なんだコイツと怒ってはいけません。このレンズのコンセプトを理解すれば、自ずと溜飲が下がります。
一般的にズームレンズで絞り開放だと、口径食が目立つ傾向にありますが、DC DNシリーズのコンセプトは、レンズだけで光学性能を極限まで突き詰めるのではなく、カメラ側に委ねられる部分は任せてしまう、連携補正を前提にしたモデル。今回はその素の部分が、僕の悪戯とRAW現像でソレこそ誇張された感じですね・・・
ちなみに、ボディ内補正がされているであろうJPEG画像を同値でいじると、割と素直な結果となりました。コレなら想定内。
Lightroom Classicのレンズプロファイルの、対応度合いもありますね・・・
さて構図変わって、f8で撮影した写真を同値処理したもの。同条件ではないので完全な比較にはなりませんが、絞っても誇張表現では、左側周辺部に円弧で減光が見られます。
コレもf8で撮影して、同値処理しましたが、ベタ面が少なくなると判らないレベル。
今回の件、常に出る訳でもなく、またJPEGデータも併記でしておけば、何とかなりそう。
18-50の個性。この様な側面もあると認識。
誇張表現好きの僕としては、撮影前後所々の設定で回避軽減できる事象と思われ、今後の撮影で意識して行こうと考えた次第です。
少し気になった事象なので、自分用に備忘録。共有できれば幸いです・・・
18-50mm F2.8 DC DN + X-T30