JUGEMテーマ:写真日記
7M3の、センサーに付着するダストの影響が気になります。
かなりの頻度で、ダスト付着アリ。
ネット上では既に話題になっていて、中にはミラーレス機の欠点(ミラーが無いからゴミが付着しやすい)
などと、ここぞとばかりにミラーレス機射撃をしている人がいますが、ソレは誤爆です。
確かに、その意見全く的外れではないと思いますが、E-M1・GH4 ・ X-T10 ・ T2と、
ミラーレス機を使ってた僕の感想、ここまで酷いのは7M3だけ。
他機種は強力なダストリムーバブル機構(圧電素子を利用した超音波方式)を有しているので、
乾いたホコリやチリ程度のゴミは、問題なく落とされます。
ところが、7M3のソレは確かにセンサーが振動している様ですが、微細振動ではなくフルイにゆっさと掛けているよう。
一体どんなゴミを対象としているのか・・
そんなわけで、撮影前後にセンサーの様子確認と掃除は必須です。
かと言って、ゴミやチリは外部からだけではなく、シャッター等々内部可動部からも出る事もあり、
あんまり神経質になっていると、撮影を楽しめません。
以下の写真も、気にせず撮ったあとで、Lightroom Classic CC でさて現像という段階でダストに気が付きました。
ポツポツと丸斑点が見えています・・
ザックリ数えて8個ありました。
ちょっとへこむ所ですが、Lightroom Classic CC でゴミ消しを始めます。
画面上では、既にゴミ消しモードに入っていますが、手順としては・・
1)現像モジュールに入る
↳右上にある、「スポット修正」を選択。
↳選択したら、「修復」を選択。
2)ダストの大きさに合わせて、「サイズ」を調整する。
↳スライダーを動かして調整しますが、ダストサイズより少し大き目が良いです。
↳「ぼかし」は「サイズ」周辺に境目を和らげる効果をもたらすので、適宜調整。
3)ダストに合わせてクリック。
↳アプリが判断して、周囲の画像をコピペしてダストをマスクしていく。そんな感じです。
仕上げが不自然な場合は、透明度を操作するなどした方がいい場合もアリ。
これで、目視作業で殆どのダストは除去出来ると思います。
Lightroom Classic CC さらに便利な機能があって、
「スポットを可視化」を行うと、上の写真が以下の様に変わります。
レントゲン写真みたい。
スライダーを右手に動かすと輪郭が強調され、隠れていたダストが顕に・・
いやいや、随分ありますね。
全部のダストを可能な限り消す。ということであれば、このモードでの作業が楽です。
ただディテールに影響を及ぼす事も考えられるので、仕上がりに気をつけながら
うまくマスキングされているようであれば、処理作業は程々が良いと思います。
処理をした箇所に、丸いマークが残ります。
可視化モードから抜けると、こんな感じ。
うまく目立たなくなりました。
「完了」をクリックすると、処理が終了します。
拡大して見ても、処理部分に違和感は感じられないかと・・
Lightroom Classic CC のアルゴリズム、中々秀逸。
7M3、ちょいちょい不満点もあるのですが、慣れで克服できた感アリ。
ただ、コレはハード固有の問題なので、あきらめるしかないですね。
前出の頼りないクリーニングモードとエアブローで、今のところ都度キレイにはなりますが、
次期モデルで、この辺クリアにしてもらいたいです。
FE 85mm F1.8 + a7III