寄り道をして、用事忘れて一杯始めてしまった駄目な呑兵衛の気分・・・
酔いが回って、もう一本入れてしまいました。
撒き餌レンズでアレなら、もう少し上ではどうなのよ?そうなってしまい入手したのがコレ。
EF85mm F1.8 USM。
21年前に登場。未だディスコンにならず販売継続中の現役モデル。しかし今回は新品ではなく、マップカメラで良品判定の中古品を購入。税込み38,800円と中々のお値段ですが、意図に沿わずの時はマップで買い取りしてもらえば、期限を切らないレンタル品。などと意味不明は言い訳をしながら現在に至っております。
さて、またもやT30にK&Fを介してマウントしていますが、コレもまた何も問題なく使えています。EF50では機能しなかったフルタイムマニュアル機構が有効です。
憧れのUSMでAFも俊足。精度はポイントを2x2にした方がいい感じです。
では、出てくる画はどうでしょう?
f/2.2
久しぶりにゾクゾクしてしまった。キヤノン卒なく凄いな・・・
なんだコレな画ですみません。写真撮影用に使っていた照明スタンドです。何とも雑多な被写体ですが、レタパのシールの印字とソコについた埃が、解像度のベンチマークになりました。
まぁ、新しいレンズが来ると、デスク周りの定点を撮影するというのが、僕的ファーストショットになることが多いです。あまりにも雑然としているので、広い画を世界に公開するのは憚られますが・・・
雑多ついでに、門前の棚の画
f/1.8
棚の天井に近い位置に貼ってある、ネコノテパン工場のお品書き・・・
文字のエッジや、テクスチャーの質感表現が、コレも僕的ベンチマーク。「電話」の辺りにピンを置いていますが、かなり来ています。尾道また行きたいなぁ・・・
f/1.8
甘い描画と評判のレンズですが、ミラーレスのAPS-Cなら全然甘い感じがしない。中望遠なんでSSに気をつければ、シャープな画が出てきます。
リジットマウントのT30でこんな感じなので、IBIS機のS10なら気負わずともキレのある画が期待できそう。近々試してみます・・・
さて、T30とのセットのまま、外に出てみました。
日陰でROOMYのタイヤを開放で切り撮り。ワーキングディスタンスは、実効1mくらい。立位で構えて、タイヤの上端辺りからがピンと領域・・・
フリンジが出やすいらしいです。なるほどリムの縁に少し出ていました。
f/1.8
ソレをLightroom CCで処理して、更に解像処理をした写真。狭小キレッキレ・・・
枝の間から、透かし葉脈を狙う・・・
f/1.8
f1.8
煩いこういう画、この解像感はフルサイズレンズの旨味と思う・・・
f/4.0
開放もいい感じ・・・
f1.8
日常の風景が、フォトジェニックな画になる・・気がする・・・
f/1.8
f/1.8
仕上げた写真ばかりを並べましたが、ISOを間違えていたのでノイズ処理。あとは露出修正をした程度。労せず良い画が切り撮れました。
ややジャジャ馬的なところもある、個性的なレンズと感じました。光の塩梅、気を抜くとフリンジが盛大に出るし、AFもターゲットサイズを誤ると、すぐ抜けてしまったりする。仕方ないかなと思いつつ、色々決まるとその画に嬉しい困惑をしてしまう。
f/3.2
ソコがノンネイティブなレンズの楽しみなのかと、思う次第です・・・
EF85mm F/1.8 USM + K&F CONCEPT EF-FX AF + X-T30