1年前のいまごろ・・僕は仕事で北国を行ったり来たり。
前週の日曜日に札幌入り、16日金曜日は札幌最終夜ということで、ツレと夜の街に繰り出すことに・・
クリスマスシーズンの大通り公園はこんなイベントもやっていて、とてもいい雰囲気。
ただ、野郎二人で徘徊するには、やや寂しすぎる光景。
ホットワインと洒落こんでみるものの、酔いきれず・・
その後、王道のススキノではなく、狸小路に場所を移して呑み直し・・
よせばいいのに、シメのラーメンも食べて・・
札幌の夜は終了・・
帰り道、急に吹雪はじめて・・
雪が道の上を雲海のように流れるのが、幻想的だった・・
翌日、夜までしっかり仕事して、21時の便で帰京。
翌朝ハヤブサに乗って青森へ・・
このエントリーへつながります。
龍飛崎に来るのは、初めて。
それも、こんな真冬に来ようとは・・
津軽海峡。
なんともド演歌な世界が広がっていた。
荒涼と凪だつ海原。凍てつく北風・・
この時期にココに降り立ちこの景色を眺めていると、あの歌が心に深くしみて来る。
夕暮れ時、宿からの眺め・・
20日の昼でココ龍飛での仕事も終了。
青森に帰る車中、僕は友人たちのメールを待っていた。
龍飛では携帯がギリギリ圏内だった。どうしてもリアルタイムでそのメールを受けたかったので、
道中受信状態が気になって仕方なかった。
でも、そのメールが届いたのは14時。市内に入ってからだった。たぶんほぼリアルタイム・・
「チノパンと赤いチェックのシャツ姿だよ 」
「お洒落なおとこだったな。」
そうか、そうか、彼らしいな・・
僕はそのメールを読みながら、心の中でつぶやいた・・
「さよなら、てっちゃん・・」
それは、彼の出棺を知らせるメールだった。
彼の訃報が届いたものの、しばらく自由の効かない状況だった。せめて遠い空の下、彼を見送りたくてお願いしておいたのだ。
彼とは中学からの友人。今で言うイケメンでユーモアセンスも抜群で、勉強も出来る。
ちょっと敵わない存在だったかなー
一時、恋敵でもあった・・
でもお互いそれぞれ違う人と結婚して、新婚旅行のおみやげにプルートのぬいぐるみを持ってきてくれたよね!
今でも我が家のマスコットだよ。
ここ近年はお互い忙しくて、年賀状のやりとりだけだったけど、2010年3月の僕らのイベント「オトナの遠足に」参加してくれた。
そこで重い病と闘っていることを知ることになったんだけど・・
さすがにこの歳になると、知らなくていいようなことも知っているもので、彼の病状が決して楽観できるものではないと察していた。
でも、奇跡は信じ念じなくては・・
実際、彼は頑張った。
病状は好転して社会復帰も遂げた。
今度はいつ会えるかねー
みんな再会を楽しみにしていた。
しかし、病魔の方がずる賢くて、強かったようだ・・
残念。
旅立つには、ちょっと早かったかな・・もう少しバカ言いながら遊びに出かけて、お酒呑みたかったよ。
まあ、いずれ後から追いかけて行くんで、先にあの世の楽しいところ見つけておいて!
よろしく。
実はまだ、てっちゃんの旅立ちを悲しんで泣いてないんだよ・・なんかタイミング逃しちゃって。
今日は君の命日。
早いな一年って・・
これを書き終わったら、一杯やりながら、少しだけ涙しようと思う。
あらためて、冥福を祈る・・