バッタを真上から撮る。
見を守るための擬態化。このカラダの色、葉にみえる模様。
よく見ると実に美しい。
この写真を撮った翌日。
出掛けに脚元を見ると、コレと同種のバッタが、あられもない姿で横たわっていた。
「お前さんかい?」
やや信じがたい光景だが、多分そうなのだろう・・
既に蟻たちによる葬儀が始まっており、やがて程なくその姿は地上から消え去る。
ひと夏短い一生を謳歌する。
そんな命ではあるのだが、昨日僕に小さな喜びを与えてくれた君が、今日はもういない。
一期一会のはずが、こんな再会は悲しいね。
A036 + 7M3