先週、腫瘍の切除術を受けてから丸1週間が経過した。
切除部の傷や縫合糸の結び目によるチリチリとした痛み。絶え間なく流れ出る涙。定まらないピント。洗えない顔と頭・・・
そんな不自由な日々が長く続くものだと覚悟していたのだが、経過は想定以上に良好だ。
術後しばらくは強く意識していた縫合糸の異物感も、早い段階から存在感を失い始め、3日後にはほぼ気にならなくなった。今も傷口が少し吊れるような感覚は残っているが、痛みからは解放されている。涙も減少傾向にあり、目やにも随分と減った。
ただ見た目はただならぬ様相だ。まだ羊膜下に出血があるので、事情を知らない人が見たら驚くに違いない。外を歩く際は保護も兼ねてサングラスが必須となる。
現在の不具合は、右目単体ではピントが合わないこと。それと洗眼、洗髪に伴う不自由さくらいだ。
ピントについては、術後から入れっぱなしになっているコンタクトレンズの影響もあるだろう。これが外れれば改善するかもしれない。
洗眼は化粧落としではないが、ローションとパフでしのいでいるので思ったほど苦ではない。洗髪もシートタイプのドライシャンプーが予想以上に優秀で、かなり快適に過ごせている。
術前に短髪にしておいたのも正解だった。ちなみにGIカットは見送った。横と後ろを3mmから6mm、トップを35mm指定にして事情を美容師さんへ伝えたところ、状況を察して上手くまとめてくれた。
首から下のシャワーは退院時に解禁されていたので、全身の不快感はほぼない。
術前、主治医から聞かされていた「何もしたくなくなる日々」も、今のところは杞憂に終わっている。
休養だと言い聞かせてパソコンやスマホから距離を置き、部屋も暗くして大人しく過ごしていたのだが、久しぶりに「暇で仕方がない」という感覚を味わっている。
軽作業は許可されているので、部屋の片付けくらいなら始めてもよさそうだ。しかしもう少しだけ、休養という名目の休暇を楽しもうと思う。
こうして文章を書き記す気になったのも、目の見え方が少しずつ安定してきたからだ。ただし羊膜はまだ生着途中。無理は禁物である。
このあと退院後初めての診察へ向かう。
手術を受けた病院は、僕が勝手に「特区」と呼んでいる場所にある。クルマなら近く感じるのだが、公共交通機関を乗り継ぐと妙に遠い。
その道のりを経て診察を受ければ、ようやく次のフェーズへ進める気がしている。
願わくば、主治医からも良い経過だと言われたい・・・
EF-40mm F/2.8 STM + Fringer EF-FX ProII + X-T30
