2018年4月某日。
僕は広島に仕事で2週間ほど滞在していた。期間中2回休みが取れたので、その初めの方で宮島に昼ごはんを食べに出かけた。
銀山町辺りに宿を取っていたので、広電で路面電車の小旅。
今は耳にタコが出来るほど聞こえてくるインバウンドという言葉も、この頃は何となく耳にするような感じだった。ただ外国人観光客が増えているんだということは、広島滞在中にとても感じていて、別日に広電の車内で外国人観光客向けに年配の男性が、パーソナルアテンダントをする姿に、インバウンドに商機ありかもと眺めていたのを覚えている。
この時、そのインバウンドを強く意識したわけでもないのだが、撮った写真を見返すと外国人の姿が随分と多いことに気がついた。
宮島フェリーターミナルに到着すると、コンコースは観光客で溢れていた。ツアーの幟や番号の付いたうちわを掲げる人が多くて、そこに記された文字から察するに大陸方面からの団体客であることは判った。
43−44-46と番号があるということは45番もあるはずで、この後番号順に整列を始めいくつも縦列ができ、夥しい数の大陸系団体客でここは占拠された。その光景を見てこれは酷い混み方になると思い、彼らが移動を開始する前にターミナルを後にした。
宮島にも鹿が居る。宮島の鹿は野生動物として管理され餌やり禁止。奈良の鹿より野生本来の生態を有しているらしいが、人を恐れずこのように店先にやってくる。鹿が街中を歩くということは奈良ほどではないが、足元に注意しないと要らぬものを踏みつけることになる。
この光景もインバウンドな客人を、身振り手振り交えて応対する売り子さんという画に見えるのは、僕の思い込みが過ぎるのだろうか・・・
この日は時折雨の降る天気。観光は晴れるに越したことはないが、古い街並みは雨に濡れることで魅力が引き立つ感じがする。曇天のフラットな光廻りも好適だった。
これはインバウンドな光景よりは、奥手からやってくるクルマに注目して写真を撮っていた。
そう、我が愛車ROOMYのタクシー。電動スライドドアを装備して後席が広い。道の狭いこの様な街にはとても適したタクシー素材のクルマだと思う。
こちらもインバウンドな光景のようで、色違いのROOMYタクシーを撮って喜んでいた訳・・・
さて、宮島で昼ごはん。それは「あなごめし」だった。観光で来たのだからと当然のようにビールから始めた。
あなごめし2千5百円・ビール6百円・小鉢はいくらだったかな。ソレナリのお代は何のそれかは不明だが「ご褒美ご褒美」と自分に言い聞かせた。
小鉢はあなごの南蛮。
穴子は煮るか蒸しでしか食べたことがなかった。ここで供される穴子は焼きだ。小口にされた身が整然と並ぶ姿が美しい。焼いてたれに潜った穴子は鰻のように見えてしまい、鰻の口になりかけたが、しかしそこは穴子。淡白な味わいである。そこを脳内修正をしつつ食べ進めることで、またひとつ未経験の食文化を楽しめた。
さて、あなごめし目当てに訪ねたのは「ふじたや」
創業明治43年の老舗。予約を取らない店なので、待ちの行列は覚悟なのだが、この時昼のピークを過ぎて居たとはいえ、長時間並んだ記憶がない。
何をどうしたのだろうか・・・
大陸系団体さんの威勢に気後れして、中には入らないと決めた社殿を外から撮る。結局その後6年もこの界隈を訪ねることが出来ていない訳で、自分の判断に後悔が残る・・・
異文化と異世代、そして異種の交流・・・
キミはホントに野生なのか?
このエリアはインバウンド率、更に高め・・・
こんなシーンも日本人だと何だが、外国人だとレンズを向けたくなる。そして様になる・・・
こちらは地元の人の貝採りかな。これもある意味様になる。
この頃、コッペパンが流行っていた・・・
現在中国と揉めているので、中国からの団体客は消滅したが、インバウンドはアジア近隣諸国や特に欧米諸国が爆発的に増えて、中国からの団体客減少分を補って余りある勢いとのこと。
インバウンドは今や特定の国への依存から、世界中から多様な客層が訪れる構造へと変化している。
そして宮島へのインバウンドも、現時点で過去最高の盛り上がりを見せており、この頃の倍に増えている。広島全体の括りだと欧米豪からの観光客が多いとのこと。
宮島はどうものんびり散策する雰囲気では、ないらしい・・・
ところで、今回の写真はボディはX-T2・レンズは主に1855で撮影。当時のRAWデータをPR5でデモザイクしている。こうして仕上げて振り返ると、X-T2は盛大なバグで始まったカメラだったけど、悪くないと感じる・・・
XF35mmF1.4R + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS+X-T2





























