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歳取ると、ひとり言増えるよね・・

雪の積もった日・・

 

「土曜日午後から日曜日の午前中にかけて、降雪予報あり」

土曜日は昼前から雪が降り始めた。しかし地表に舞い落ちると溶けてしまい、積もりはしない。今季初めての、しっかりとした積雪を期待していたのだが、夜半過ぎ、眠気に押しつぶされるまで積もる気配はなく、その後の記憶はない。

翌朝、部屋の中の寒さで目が覚めた。
「ひとりいないと、随分と冷えるもんだな」などと思いつつ布団を出てカーテンを開けると、外は銀世界だった。

 

 

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明け方からしっかりと降ったようで、この辺にしてはまずまずの積雪。どうりで寒いわけだ。いつものハリボテの森も、ちょっとした雪山の様相を呈している。

 

 

 

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雪は外廊下や階段にも吹き込んでいた・・・

 

 

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見ての通り、いちど歩けば路面が見える程度の薄膜に過ぎないが、普段は雪と縁遠くなってしまった僕にしてみれば、なかなかの積雪であり、ちょっとしたイベントでもある。そして、いい歳をしたおっサンが童心に帰る時だ。シャッターを切らずにはいられない。

 

 

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切り撮れば、まずまずの積雪のように見える。

 

 

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しかし昼過ぎには薄日も差してきて、その雪化粧にも綻びが見え始めた。

 

 

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もう少し雪遊びをしたいところだが、予定通りカミさんから司令が来ていた。
「16時4分着」
迎えに来い、とは書いてないが、迎えに来いということだ。東京駅まで、再びクルマで出向いた。

 

 

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休日で空いていること、降雪で出控える人が多いこと。そんな相乗効果だろうか、首都高はガラガラで快適なドライブだった。条件が整えば、家を出てヤエチカの駐車場まで1時間少々。この日は条件が整いすぎて、指定時刻より1時間ほど早く着いてしまった。

ヤエチカを見て歩いてから、丸の内側に出て駅前広場を散策・・・

 

 

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東京も積雪があったらしいが、残雪は極わずかだった。

 

 

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道路は空いていたが、東北新幹線は少し遅れていた。先発の16時出発、やまびこ・つばさ145号が、まだ乗客を乗せていなかった。

カミさんを乗せてくるはやぶさは、たぶんこれが出た後に、このホームへ到着するはずだ。それまで、しばし写真を撮る。

 

 

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山形新幹線つばさの新型車両。反対側のホームから、同じように写真を撮っている女性がいた。僕の写真にキミが写っているように、彼女の写真にも僕が写っているかもしれない。撮り、撮られる。それも写真の面白さだ。

 

 

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「ああ、来てよかった TOHOKU」
つばさの車体に記されたコピーに、ふと目が止まった。

そうだよ。東北には派手な演出のアミューズメントはないけれど、訪ねてみれば、納得の充実体験が待っている。

 

 

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つばさは福島で分岐し、奥羽山脈を越えて山形へ入る。今の時季、その道中の雪景色はなかなかのものだ。ミニ新幹線ならではの車窓風景が、さらにアップグレードされて見えると思う。

来てよかった、と思う瞬間だ。

 

 

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やまびこ・つばさ145号は、定刻より10分ほど遅れて出発していった。そして、カミさんを乗せたはやぶさが、12分ほど遅れて入ってきた。全国的に荒天の日に、713.7kmをひた走って12分の遅れなんて、誤差みたいなものさ。

 

 

PH

 

 

このあと、カミさんとも無事に合流し、大丸の地下で夕飯を買って帰宅。シウマイのことは、すっかり忘れていた。

この冬初めての積雪だったけれど、こうして写真にでも残しておかないと、ほかの記憶に埋もれてしまい、儚い思い出になってしまいそうだ。

 

 

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