5年前の5月5日。
さて、札幌滞在も終いが見えてきた。最後の小旅は古い記憶を辿る旅程・・・
まずは、小樽に寄り道
小樽といえば、運河沿いの倉庫。そんな時期だったのでクローズ中。
坂の上に小樽駅。仕方のないことだが、景観的には背の高い建物が残念である。其処に住まない者の戯言・・・
駅の方、坂の上から海を望む。
小樽総合博物館が鉄道展示などがあって、僕的に興味深い。もちろんこの時の訪問は無理だったと思う。ED76の展示方法で最近話題になっていた・・・
小樽のさくら・・・
ところで、日本ガイシのショートムービー仕立てのCMが気に入っている。
その中で海を望む高台から観覧車が見えるシーンがある。
そこが、小樽水族館であるというのを、最近知った。ロケ地はその上方にある展望台駐車場。上手くフレーミングするな。
同じような曇天の日に小樽にいたわけだが、CMは2年前に公開。5年前のこの日僕はこのロケーションは全く知らず、先を急いでいた・・・
さて、次に立ち寄ったのが、ニッカウヰスキー余市蒸溜所。
ニッカウヰスキー好きとしては、道すがら車首を向けずにはいられなかった。
創業者竹鶴政孝が、スコットランドと同じ環境を求めて選んだのが、余市。
1934年からの変わらない佇まいで、迎えてくれた。
ココもその様な訳で、外から眺めるのみ・・・
そして、旅の目的地がココだった。
豊浜トンネル崩落事故。その慰霊碑が立つ祈念広場で、実に穏やかな場所。
既に記憶の彼方の人も多いかもしれないが、僕的に深い衝撃を受けた事象。詳しくはこのエントリーに記している・・・
ところで現在の豊浜トンネルは、崩落箇所を迂回するルートで新設されており、事故現場に近づく事は難しい。近年の様子はこちらの動画に収められている。
この後は積丹半島を反時計回りに走った。止まらずただひたすら走る。
神威岬展望台に行ってみようかと駐車場まで入ったが、意外と人がいたので止めて引き返した。人が居るからソレにならうではなく、距離を置きながら行動するが、この時の自分的約束事。
しばらく海を眺めながらのドライブ。岩内町から内陸に入りニセコを目指した。
ニセコパノラマラインはいい道だった。冬季閉鎖される道なので、山に残雪道に雪なしと時期も良かった。ココに映るLEVORGは北見から乗ってきたクルマ。それから前出の夕張美瑛旅と今回と借り続けた。まぁ、コレに乗りたくて旅したというのも少なからずあった・・・
ニセコ駅隣接地に保存されていた9600。誕生当時の正式名は「鉄道院第九六00號形式機関車」と威厳を感じる名称。主に貨物牽引に従事。軸重が軽く勾配に強かったので、この山線でも活躍していたのか思いきや、この個体はサッポロビール園に静態保存していたモノを、2017年に移設した模様。
ターンテーブルや給水タンクもあって、火入れが可能なのかと期待するが、情報が見当たらない。
現在はこのターンテーブルの手前に壁付きの建屋があって、中にニセコエクスプレスが収蔵されている。「ニセコ鉄道遺産群」として、次代に向けて継承して行くようである。
ニセコは北海道の他の自治体と比べると、ややバブリーなところがあるのかな。新幹線の開業とともにこの山線も廃止となり、鉄道の息吹は過去のものとなる。ソレも含めて遺産群として残るのなら、ソレを願いたい・・・
羊蹄山。美しい山体・・・
最近この山麓で中国人が何かやらかしているね。頼むから日本の国土に好き勝手な事はしないでくれ・・・
ここから太平洋側に出ようかとも考えたが、列車旅を何度かしたので内路行きを選んだ。そして支笏湖・・・
樽前山の活火山らしい山容が美しい。
この景観を前にしたら、クルマを止める場所を探してしまう。
体験に勝るものなし。そんな小旅の記憶・・・
コレで、Drive de, coronaはお終い。
続く・・・
XF35mm F1.4R + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS+X-T30