軽便鉄道に興味のある方なら、ご存じの方も多いかと思われる デキ12 。軽井沢の駅前に静態保存されているということで会いに行きました。
僕的に軽便鉄道界のスターですから、いい位置に鎮座しているであろうと思っていたのですが、意外と隅にひっそりと佇んでいました。
しかし、屋根があるのは良いことですが、三角のデザインはイマイチです。
こちらか望んでも・・・
反対側に回っても・・・
全景フレームインが難しい。屋根と電柱が無いと軽井沢駅舎バックでいい感じ。
仕方なく真横から狙いますが、当然収まらず・・・
やがて、目線はマニア方面に向かいます。
車軸部分にフォーカス。
隙間から中のモーターを覗き見。
あらためて、デキ12型 13号機と申します。
この特異なデザイン。よく見るとちゃんとミニマムに機能を押し込んだ、中々秀逸なカタチ。後世にキチンと伝える遺産と思うのですが、軽井沢という場所では難しかったかな。
今から半世紀以上前に廃止になった草軽電気鉄道。
軽井沢から草津温泉まで浅間山山麓を鉄道が走っていたなんて、実に浪漫を感じる話です。
その功績をもっと讃えても良いと思うのですが、近代軽井沢のブランディングには沿わなかったのかな。どうも軽井沢というと、タレントショップ林立というイメージが強い世代です。
一時代過ぎて回顧録な風潮になりつつある今、この鉄道の軌跡を考察してみるのも良いと思います。
2020年10月26日に訪ねました・・・
A056 + 7M3