HDDを選ぶ時に、今まで全く意識してこなかったCMRとSMR。前出の新しい問題とはコレのことで、深堀りすると中々悩ましいネタです。
そのCMRとSMRとは何ぞや? ソレをここで説明するとあまりにも長くなるので止めておきます。簡単に言うと書込み方式の違いで、今後はHDDではSMRが主流になると思われるのですが、コレどうもNASには不向きらしい。
その辺の答えを探すべくここ数日「NAS・SMR」「NAS ・Barracuda」そんなキーワードでGoogle先生に教えを請うていたのですが、意外と冒険する人いないのか、ソレを実践しているトピックに出会うことが出来ないでいました。
Seagateの6T Barracuda ST6000DM003 コレを導入するか悩んでいたのですが、思い返してみたら、手元にコレありました。
以前バックアップでDS115Jで運用していたモノです。
またもや灯台もと暗しですね。早速Blueと交換、リカバリしました。
初期化作業はあっさりクリア。しかしその先のパリティの整合性という所作にとても時間が掛かりました。金曜日の夜半に作業を開始して翌日11時半頃の達成率49%。
しかしその後17時過ぎに確認したら、何故か0.7%に・・・ SMR起因の障害でリトライしたか? そんな感じでネガな雰囲気のまま経過を見守っていたのですが、土曜日しこたま惰眠を貪り昼前に目覚めると、無事に儀式終了していました。
履歴を見ると所要時間、約31時間程・・・
コレが長いのか適正なのか判らないのですが、SMRは大量の書込みが苦手らしいので、ソレが影響している可能性はあります。
では実運用的にはどうなのか? 実装前の数値はコレ
そして早速テストしてみた結果がコレ。
実装する前の数値と比較すると20%以上W/Rの速度が低下。数値的には看過できないかな。最低数値はこんな感じ。
数値的には目も当てられない・・・
LightroomCCのサムネイル読み込みで影響を確認してみましたが、意識すれば遅いようなそうでも無いようなレベル。そしてこのあと何度か速度テストしてみたら、
アラ、結構改善というか、実装前より早いかも・・・
この辺の数値の変化がSMR故の挙動なのかと感じているのですが、一度マウントが完了してしまえば、僕のようなNASをストレージ的に使う用途であれば、ストレスを感じることは少ないかもしれないですね。
ちなみにこのあと100GBのデータのコピーテストをしてみましたが、終了予告との差異は軽妙。キャッシュを使い切る書込みをしなければ何とかなりそうな気配です。
さて、取り敢えず6TBの増量は完了したのですが、この時点でDS418J的には全くスペース拡張は済んでいない状況。残りの3TBlueを6Tに交換することでようやく12TBのスペースが確保できます。
その様な訳で、先程Barracudaをオーダーしました。
大雨の影響で物流にも影響が出ているので、到着は遅くなるかもしれませんが、結果はまた報告します。