6年前の7月某日・・・
島の島とは、沖縄の奥武島のこと。
コロナ禍故、カメラを構えた僕は浮いた存在だったが、猫は分け隔てなく寄ってきてくれた。
ぱぁーっと指を開いて、警戒心なんて微塵もなく寝ている。
こちらも熟睡中・・・
最後に見送ってくれたのは、くるりと先を丸めた一本のしっぽ。
顔は見えなかったけれど、それがいかにもこの島らしい別れ方だった・・・
A056 + 7M3
昨日、昼ごはんを食べ終えた頃から、外が急に暗くなり始めた。
外へ出てみると、空一面が不穏な雲に覆われている。これは激しい雷雨が来るぞと身構えながら、その雲影を撮影。雲の表情がますます強面になり、冷たい突風まで吹き始めたところで、早々に室内へ退避した。
ところが、雷鳴は時折聞こえるものの、雨は「これではお湿りにもならないのでは」と思うほど頼りない降り方だった。
そう油断した次の瞬間・・・
衝撃波を伴うような凄まじい雷鳴が轟いた。室内にいながら思わず身をすくめてしまうほどの一撃だった。
恐らく、この建屋の避雷針に落雷したのだろう。
外へ出てみると、周囲には何やら焦げたような独特の臭いが漂っている。一瞬、落雷による火災を疑ったが、煙が上がる様子もなく、周囲も騒がしい気配はない。
あとで調べてみると、雷の強烈な放電で大量のオゾンが発生すると、竹酢液のような独特の臭いがすることがあるらしい。それなら妙に納得がいく。
以前なら、「稲妻を写真に収めたい」とカメラを持ち出していた。
けれど、一度かなり肝を冷やす経験をしてからは、雷だけは無理をしないことに決めている・・・
EF-S24mm F/2.8 STM + Fringer EF-FX ProII + X-T30
もう直ぐ日付が変わろうとという時刻なのに、ベランダに置いた温度計のログは30℃を超えていた。
外に出てみると、なるほどじっとりと暑い。しかし昼間に36℃越えの酷暑を体感してしまうと、なんだかそれよりはマシに感じてしまう。
時折り吹く北東よりの夜風が、そんな気にさせるのかもしれない。こうやって感覚の上書きがされて、この夏の酷暑にも慣れていく。気候もカラダも完全にバグっている。
蜘蛛の巣が夜風に揺れていた。見ると中心に獲物待ちの主の姿。
「こんなに暑いと、獲物も夏バテして飛んでこないかもね」そんなことを思いながらレンズを向けた。
さて今日から数日、気温が下がって過ごしやすくなると、昨日夕方のニュースが伝えていた。それでも最高気温は30℃を超える予想。決して過ごしやすくはないと思うが、メディアのモノの伝え方は、随分前からバグっているので仕方ないか・・・
EF50mm F/1.8 STM + Fringer EF-FX ProII + X-T30
3年前の3月末日。僕等は「鹿角ホルモン」が食べたくて、北上駅前に投宿していた。
鹿角ホルモンなのになんで北上かと言うと、北上に「鹿角ホルモン亭」があって、ホテルもある。何より随分前に北上に泊まって、旨い焼肉を食べた記憶があったからというのも後押しになっていたと思う。
この旅は、コレの続きで・・・
ココにつながる・・・
前後は既に上げていたのに中が抜けていた訳は、GRのISO設定をしくじって撮影してしまい、現像が面倒になっていたからだ。
さて、10年以上の間を空けて訪ねた北上駅前界隈。我々も確実に歳を重ねていたが、街も年老いていたように感じた。ソレの良し悪しは、住むものには衰退と感じ、たまに訪ねるものには味わいに感じる。
僕等の場合、前回の焼肉に続き鹿角ホルモンという美食の上書きがされた。3年前の写真を眺めながら、またこの街を訪ねたいと感じている。
今度は旅の途中ではなく、目的地としたい。夜は薄明かりで手招くスナックに吸い込まれるのも、楽しいと思う・・・
ところで7月の半ばに3年前の3月の出来事とは、何一つシンクロするものがなく、全てがチグハグである。実は春前に現像も構成も終えていたのに、完全に出すタイミングを逃していた。このままだと更に先延ばしして、来年の春に「4年前の3月末日」なんてことをやりかねないので、今日出しておく。
暑気払いに熱々の鹿角ホルモンを、冷えたビールで流し込む。それもまた良いかもしれない・・・
GR3x
日々拝見しているブログで、ナカマチ商店街界隈の情景が紹介されていた。菱屋町と丸屋町との境目の県道に京阪電車が走るシーン。その辺を浜大津駅の交差点から眺めた写真を、撮っていなかったかと探してみたら、あった・・・
浜大津駅に向かって坂を下ってくる京阪電車を撮影していた。それもその商店街の辺りを通過中のように見える。こじつけのようであるが、素敵な偶然。
京阪電車がこの坂道を自動車と並走しながら行き来して、浜大津駅前の交差点で大きくカーブする様は、日本の鉄道シーンではとても珍しい貴重な光景だと思う。
それを見たくて2019年6月、仕事の合間に訪ねたのだが、浜大津駅前の交差点ばかりに気を取られ、この素敵な商店街に気づかず街を後にしていた。
すぐ近くまで行っていながら、もったいないことをしたと悔やむばかり。僕の全国行脚はこんなことばかり。
切れた記憶の糸口を、見つけてくれた主さんには感謝だ。そのうちこっそりこの交差点を再訪。ナカマチ商店街でファインダーを覗いているかも知れない・・・
A036 + 7M3
目は身体の中でも群を抜いて高い再生能力を持っているそうだ。皮膚に比べると、目の表面の再生速度は約10倍も速いらしい。
その後、目の出血は黒色化が進み、補填に用いた羊膜を押し上げるように隆起し始めた。その様相は少々ホラーで、例えるなら目に瘡蓋ができているような状態だ。見た目だけを見れば悪化しているようにしか思えないのだが、日を追うごとに確実に変化している。
左腕には、手術の際に点滴をした跡が残っている。術後は50ミリ四方ほどの黒紫色の内出血が広がっていたが、2週間経った今では半分ほどの大きさになり、色も赤茶色へと変化してきた。
一方、目の出血痕は1週間ほどで縮小し、黒くなっていた部分が再び赤みを帯び始めた。新たな出血ではなく、血流が戻り、治癒が進んでいる証と考えてよさそうだ。腕の内出血と比べても、その回復は明らかに早い。冒頭で知った「目の再生能力の高さ」を、まさに自分のカラダで実感している。
今回の出血は、一見すると悪い変化のように思える。しかし実際には、血液が羊膜の下の隙間を埋めることで、再生中の組織を守る緩衝材の役割を果たしているという。さらに血液には、傷を修復するための成長因子や血小板などが豊富に含まれており、固まった血液そのものが、周囲の組織の修復を助ける働きもしている。
皮膚の瘡蓋は役目を終えると剥がれ落ちる。しかし目では少し事情が違う。再生した結膜に包まれながら、内側から少しずつ吸収され、やがてその役目を終えるそうだ。
今の目の状態は、ちょうどその途中なのだろう。見た目はまだ痛々しいが、腕の内出血よりも早いペースで回復が進んでいることを思えば、あのホラーな瘡蓋も、静かに役目を終えようとしている最中なのかもしれない。
1週間後には主治医の診察が控えている。その頃には、さらに改善が進んでいるはずだ。
カルテには「出血で連絡あり」と記録されているだろうが、「この程度で慌てるな」と、女王様に心の中で叱られてしまうかもしれない・・・
EF-S24mm F/2.8 STM + Fringer EF-FX ProII + X-T30
この写真は、リメイク。前回は組写真での掲載だった。今回は単写。
まだ若い家族。何の用事で歩いていたのかは判りかねるが、この雑然とした情景の中での出会い合わせに、シャッターを切っていた。
今は少年の風貌から、やや大人びた雰囲気になっていると思う。過去写真を見てそんなことを想像するのも楽しい・・・
SIGMA 45mm F2.8 DG DN + 7M3 and PR5 DP XD2s