いつもと違う階段を降りていたら、見上げてばかりいた木を上から俯瞰できることに気づいた。ちょっと嬉しくてレンズを向ける。
慣れた道が楽で良いけど、別の道を歩いてみるのも大事・・・
56mm F1.4 DC DN + X-T30
10月は慌ただしく過ぎ、気がつけば11月になっていた。
色々あった10月だが、その出来事については追々語るとして、今日は忘れないうちに M2 Mac mini の近況について書き記しておこう。
使い始めてから3年半以上が経過したが、本体自体はまったく問題なく、快適に使えていた。
「いた」と過去形にしたのは、新OS「Tahoe 26.0.1」へアップデートしてから、細かな不具合が発生し始めたからだ。順を追って書いていくと・・・
Mac を操作する上で Finder は基礎中の基礎なので、ここで不具合が出るとはと、思わずため息が出た。症状は、Finder を開いてサイドバーの項目をクリックすると、虹色マークが回転したまま反応しなくなるというもの。アプリは動くので全体がフリーズするわけではないが、Finder が使えないといずれ操作に詰まってしまう。
この問題については、以下のスレッドを見つけ、そこに解決策があった。
サイドバーの項目のいずれかが不具合を引き起こしているらしく、スレでは「Cloud Storage」という項目を無効にして解決したとの報告があった。確認すると、確かにカタカナ表記の「クラウドストレージ」があったので、これを無効にしたところ Finder のクラッシュは収まった。
これにはかなり手こずった。システム終了を実行するとモニターはオフになるものの、本体の電源が落ちない。
どうやらアップデート以降、コレとの相性が悪くなったようだ。
SSDの認証不備。1ポートパラレル接続の運用が気に入らないのか、1台のSSDなら機嫌よく動くが、2台にすると途端に不機嫌になる。色々と手を尽くした。ここに書くのも気が引けるほど切り分けを行ったが、結局解決には至らなかったため、このフレーム内での2SSD運用は諦めた。
もともとミュージックファイルと仮想マシンのバックアップを、それぞれ別のSSDに分けて運用していた。今回は仮想マシン系のデータをNASに退避し、問題のSSDを再セットアップした上でミュージックファイルを移行して、1SSD構成にしたところ安定した。
もう片方のSSDも、再セットアップしてマウントし直せば使える可能性はある。ただ、さすがに疲れたので今回はやらない。
直前まで快適に使えていた環境が、OSアップデートを機に不調になり、ユーザー側が対応を迫られる・・・
Macでは時折あることだが、今回はそれをガッツリ食らってしまった。4年前のM1 Mac mini時代から引き継いできた構成なので、そろそろ見直し時期と言えば前向きだが、正直なところ「余計なことしてくれたな」という感想だ。
こんな問題も発生中。これはParallelsの問題なのか、アプリ側なのか判断がつかないため、時間が解決してくれるのを待つしかない。
Coherence モードを諦めて Windows モードにすれば問題は出ない。ただ、またこちらが譲歩する形になるのが何とももどかしい。
実は他にも細々と何だこりゃ?というバグがある。操作に支障を来すわけではないが、気にしだすと苛つくかもしれないな。
悪いことは言わない、「Tahoe」へのアップデートは急がない方が良い。何ならしない方が幸せかもしれない・・・
久々の更新は、そんな感じの備忘録。
ところで、今年は寒さが早い気がする。近年のいつまでも夏な陽気が異常な訳だが、もう少し夜風の心地よい時期があってもいい感じがする。
ZD ED50-200 F2.8-3.5SWD+OM-D E-M1
割れた。このお月さまくらい半分に・・・
左上一番奥の大臼歯。上顎左側7番というやつ・・・
1年ほど前から、「ヒビが入っているから硬いものは気を付けて」と、掛かり付けの歯医者さんに言われていた。しかし最後は食事中に硬いもの直接噛んだわけでもなく、パキッと嫌な音がしたなと感じたら、ポロリと口からこぼれてきた。
元々治療していた歯で、インレーが入っていた。それが二次カリエスとなり脱落してからはレジンを詰めて定期検診という流れにしていた。なので割れても特段痛みはないし、食事も気をつけて反対側で食べれば支障はない。でも、早晩治療を受けないといけない。いよいよ抜髄して根治してコア建てて、クラウンに置き換わってしまうだろう。金属冠にするかCADCAM冠にするかは、歯医者さんと相談だ。
今年の9月はそんな感じで終わっていく。なんか冴えないな・・・
56mm F1.4 DC DN + X-T30
いつものスーパーで、珍しくかぼちゃが丸ごと売っていた。
そこでは四分の一カット200円以上していたので、この値付けはナイスバリューだ。
ひっくり返して見た。へそに向けてのなだらかな円錐を見て、火山の様に感じたのは、恐らく僕だけだろう・・・
かぼちゃのイボ。なるべくコレがないものを選びがちだが、これは生育時に生じた傷の自己修復の跡。案ずることはない。調理の際に皮ごと取れば、難てことはない。
写真を撮り進めているうちに、割るのが惜しい気持ちになった。しかしソレでは夕食のおかずに支障を来すと意を決して切り分けた。そしてその瑞々しい切り口にまた手が止まってしまう・・・
割るのを躊躇っていた割には、既に煮物・天ぷら・焼きかぼちゃと食べ進め、あと四分の一残るのみ。もう一度天ぷらで食べるか、今はそんな機運なのだが、少し味噌強めのかぼちゃの味噌汁も捨てがたい。
夕方に向けてそんな自己問答が続きそうだ・・・
56mm F1.4 DC DN + X-T30
玄関開けて空を見上げて、こんな雲があったら怖いよね・・・
写真の雲は数日前のモノ。成層圏に届こうかというくらい成長した積乱雲は、見るからに威圧的。雲の中層では稲光が見えていたので、雲下ではさぞ激しい雷雨だったと思う。
昨夜は激しい雷雨となった。遠くで見るとコレと同じ様な雲が僕の住処界隈に鎮座して、ギラギラと稲光を発しているのが見えたのではないだろうか。
子供の頃は雷鳴に恐れ慄いていたが、この歳になってソレはなくなった。他に怖い目に散々あったからかもしれない・・・
激しい雷雨は、熱気を払いさり涼しさを連れて来てくれた。今日明日は気温が30℃に届かない模様。
果たして、秋の予感を感じることが出来るだろうか・・・
56mm/30mm F1.4 DC DN + X-T30
日曜日の深夜、3年ぶりの皆既月食。
50-200とE-M1。いずれも12年前の機材。フルサイズ換算400mmの長玉を手持ち撮影と、かなり無茶振りなことをしてみたが、なんとか撮れてはいた。手直しをしての仕上がりはこんな感じ・・・
薄っすら赤銅色も見えている。これ以上を望むと暗所苦手なE-M1では荷が重そうだし、月を裸眼で見ていたら疲れてしまって、ここで撮影は終了。
午前1時58分の欠け具合・・・
こちらは、月食始まりの頃。
コレは、1時50分頃。いずれもSS8000・F8で撮影。
今どきのスペックじゃないけど、今どきのアイテムで引き上げることは出来るね・・・
ZD ED50-200 F2.8-3.5SWD・・+OM-D E-M1
八月最後の日。夕景に少しばかりの劇的な瞬間を期待して待っていたが、ただ暑さばかりが募り、雲もない空の下に立ち尽くすのはさすがに堪えた。結局、半月をひとまず撮って、涼しい室内へと退くことにした。
空の青に溶け込むように浮かぶ月。あれは、太陽と地球の影が織りなす、太古から変わらぬ景色である。ふだんは当たり前のものとして見過ごしているが、改めて目を向ければ、それはむしろ当たり前ではなく、不思議と美しさの入り混じる情景なのだと気づかされる。
さて、今年の8月も間もなく終わってしまう。大きなイベントはなかったが、予告通り小さな夏を探しながら過ごすことが出来て、僕は満足だ・・・
ZD ED50-200 F2.8-3.5SWD・・+OM-D E-M1