右目・・
目は身体の中でも群を抜いて高い再生能力を持っているそうだ。皮膚に比べると、目の表面の再生速度は約10倍も速いらしい。 その後、目の出血は黒色化が進み、補填に用いた羊膜を押し上げるように隆起し始めた。その様相は少々ホラーで、例えるなら目に瘡蓋が…
退院して初の診察の結果は、良好という診断だった。 「コンタクトを外します。痛いですよ」 主治医の言葉に身構えた。 手術翌朝の診察で、術後保護用のコンタクトを外した時の痛みは、一連の治療の中でも悶絶級だった。声を出さずに耐えてはいたものの、身体…
先週、腫瘍の切除術を受けてから丸1週間が経過した。 切除部の傷や縫合糸の結び目によるチリチリとした痛み。絶え間なく流れ出る涙。定まらないピント。洗えない顔と頭・・・ そんな不自由な日々が長く続くものだと覚悟していたのだが、経過は想定以上に良好…
昨日、午前中に退院して帰宅した。 手術は無事成功し、退院前の診察でも経過は良好とのこと。局所麻酔で行われた手術だったので、なかなかに内容の濃い貴重な体験となった。 術後の経過も、今のところは想定していたより良い感じだ。 人生初の入院でもあった…
さて、時は来た。 今日これから病院に向かう。午前中に入院手続きを済ませ、午後はいよいよ手術だ。 幸い左目のぶどう膜炎は落ち着いている。手術は局所麻酔なので意識はあるまま。術中は目を動かさないようにしなければならないのだが、正直あまり自信がな…
それは月曜日の深夜から始まった。 夜更かしをしてしまい、いつも以上に目が疲れていた。乾燥した時に感じるような、少しヒリッとした違和感。寝れば治るだろう。その程度に考えて床についた。 しかし翌朝になっても疲労感は抜けない。特に左目にはゴロつく…
なぜ6年も放置していたのに、医者に見せる気になったのか。それは今回執刀する主治医にも聞かれた。 表向きには、「ネットで調べたところ、視野への影響や失明の可能性もあるので、早めに医者の判断を仰いだ方が良いとあったので」と答えた。しかし、本音は…
それは、黒目に向かって伸びる一本の血管から始まった。 老眼が進んでいるので、裸眼で鏡の前に立っても僕の場合は気付かない程度だった。ある日たまたま老眼鏡を掛けて鏡を見た時、そこにそれはあった。 「黒目に向かって血管」 そう調べると、角膜新生血管…
先週木曜日、術前の各種検査と主治医からの診断、そして手術の説明を受けてきた。 「結膜扁平上皮癌」 それが僕の右目に課せられた病名。正確には、手術で患部を切除した後の病理検査を経て確定となるのだが、現時点では悪性腫瘍の可能性が高いらしい。 もっ…
今週は週明けから病院三昧だった。 数年前から右目に違和感があった。先日、その症状についてAIと雑談していたところ、「放置すると視野への影響や最悪失明の可能性もあるので、早急に眼科へ」と、やけに真面目な回答をもらった。 もともと視力(ピント)の…